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今回の『戦争画 / ヘテロトピア - 東京国立近代美術館編』は、東京国立近代美術館にある戦争画を、別の場所で「展示」するプロジェクトです。これら戦争画の多くは1937年から1945年の間に日本軍からの委嘱によって制作されました。終戦後、GHQによって収集された戦争画はアメリカに接収されましたが、1970年に「無期限貸与」という形で日本に返還され、現在153点が東京国立近代美術館に収蔵されています。

今回の展示空間には、実際の絵画はありません。QRコードを読み取ることで、戦争画を元に創作された詩の朗読を聞くことができます。それらの詩は絵画の舞台となった国の詩人によって書かれ、本人によって朗読されたものです。朗読を聴きながら、東京国立近代美術館の収蔵庫にある絵画を思い描くことで、物理的には目の前にない戦争画がこの空間に「展示」されます。